ひとつひとつ

― 今のひとつから ―

やることが複数重なると

私はそれだけで焦ってしまいます。

ついさっきまで

穏やかに仕事をしていたはずなのに

急に胸の奥がざわざわしはじめて。

出口がまったく見えなくなってしまうんです。

なんとか同時進行できるように

あれもこれもと、手をつけはじめると

些細なミスを連発することがよくありました。

次はミスしないぞ!

と念入りに何度も何度も確認して、

今回は大丈夫。と思っても、

今度は違う箇所を間違えてしまったりして。

そんなことがあった夜は、

また、みんなに迷惑をかけてしまった

こんな簡単なミスをして恥ずかしい

と、一人反省会が止まらず

寝不足のまま仕事に行くことも。

失敗をしたら

周りは私に期待してくれなくなる。

そう思うと、怖くてたまらなかったです。

仕事を辞めてから、

周りからのプレッシャーを感じることは減りましたが、

家事や育児をしていても同じように

やることが増えていくと

ドキドキしたり、イライラしたり。

心が揺さぶられてしまうことには

変わらなくて。

でも最近、少しだけわかってきました。

私が怖かったのは、

やることの多さじゃなくて、

「ちゃんとできない自分」

だったのかもしれない、と。

今思えば、

「ちゃんとした人でいたい」

という気持ちが特別強かったんだと思います。

やることが増えると、

まだ起きていない未来への不安が

一気に押し寄せてきて。

誰から決められたわけでもないゴールに

間に合わなかったらいやだから、と

無駄のない動線で

全部を完璧にやろうとしてしまう。

でも、本当にできるのは

いつだって“今のひとつ”だけ。

頭の中でいっぱいになってるものを

ひとつずつノートに書き出してみると

あれ、こんなものだったんだ

と、少し気持ちが楽になります。

そこから、ひとつやって、

また次のひとつ。

それだけでいいと、

少しずつ自分に教えているところです。

焦っているときほど、

未来を生きすぎているのかもしれません。

だから今日も、

今のひとつから。

今日はここでおしまいです。

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

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