ー頑張らなくても、ちゃんと回っていた日常ー
子供のころ、近所の人に挨拶をしたことを
褒められたことがありました。
一緒に暮らしてた祖母が
「◯◯さんが褒めてたよ」と、教えてくれて。
私が、挨拶はちゃんとしなくちゃ!
という思考になったのは
多分、このことがきっかけです。
私には歳の離れた姉と兄がいます。
2人はどちらかと言うと人見知りで
口数が少ない方だったと思います。
父は、そんな2人と私を比べて
「この子は割と社交的なんだ」と
周囲に話していました。
その顔がなんだか
ちょっと嬉しそうな、
自慢げな表情だったような
気がしています。
そんなこともあって、
「挨拶をきちんとすること」
「社交的でいること」は、
いいことなんだ!と
少しずつ思い込んでしまっていました。
でも、最近は
「挨拶ってそこまで重要じゃないのかも」
と思い始めています。
自分で言うのも恥ずかしいですが、
私は、見栄えのいい挨拶を心がけていて。笑
目を見て
口角を少しあげて
声のトーンもいつもより高めに。
そんなことを意識していました。
それが、
仲の良い友達ならわかるんですが。
同じマンションですれ違う人や、
幼稚園の玄関ですれ違う
パパやママさんたちにも、
同じようなテンションで
挨拶をしていたんです。
特に、社会人になってからは
更に磨きがかかってしまい、、、。
仕事を辞めた今でも
そのテンションが
染み付いてしまっていたんだと思います。
冷静に考えてみたら
挨拶ひとつに頑張りすぎですよね。笑
そんなことを
当たり前のようにしていたので、
人からの挨拶が気になってしまうことも
たくさんあって。
あれ、なんかテンション低い?
私何かしたかな?とか
気にしてしまったり。
なんか、冷たい人だな。
と感じてしまったり。
ある日の朝。
子供の送迎から帰ってきたとき、
住んでるマンションのエントランスで
赤ちゃんを抱っこしてるママさんと
すれ違うことがありました。
「おはようございます」
と挨拶したんですが、
正直なところ
そのママさんから返ってきたトーンが、
少し低く感じてしまって。
私も勝手に、
赤ちゃんのママだから優しい
というイメージで
期待していたのかもしれません。
そのときは、
こういう人もいるよな。
とだけ思って終わりました。
でも別の日。
エントランスのエレベーターに向かうと、
そのママさんが
扉を開けて待っていてくれたんです。
きっと、足音や気配に気がついて
少し待機してくれていたのかなぁ、と。
「ありがとうございます」
とお礼を言って乗り込んだあとは、
またこの間と同じクールな感じで。
なんだかそのときに、
挨拶の印象だけで、
その人のことを
決めつけていたのかもしれない
と、はっとしました。
そしてふと、
自分の挨拶の仕方も思い返してみたんです。
あんなに頑張っていたけど、
別にそこまでしなくても、
困ることは何もなくて。
いつも通り、生活は回っていました。
また、自分も
何か考えごとをしていたり、
知り合いと話してるときに
他の人から挨拶されたら
ちょっといつもより
適当な返しになっているときがあります。
それをあとから思い返して、
あれ、さっきちゃんと
挨拶出来てなかったかも!?
冷たく思われたかな、、、。
とか考えてしまう自分もいて。
自分が挨拶を頑張らなくなったら
人からの挨拶も気にすることが減って。
自分の挨拶を
あとから振り返ることも、
少なくなりました。
挨拶をちゃんとすることは、
もちろん大切なことかもしれないけれど、
それだけで
人のすべてが分かるわけじゃなくて。
自分も、無理に頑張らなくても、
もう少し自然でいいのかもしれないな、
と、感じました。
最近は、
ちょっと力の抜けた挨拶でもいいや、
と思いながら、
過ごしています。
今日はここでおしまいです。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

