ーグループの中で見えた姿が、
自分の過去と重なった日ー
楽しかったんだけど、ちょっと疲れた。
そんな一日がありました。
幼稚園のママたちと、子供たちで
ご飯に行った日のこと。
すごくいい時間だったはずなのに、
帰ってから、なんだか頭の中が
ざわざわしてしまって。
寝ようとしても、なかなか眠れず。
反省しているわけでもないのに、
その日の出来事を
何度も思い返していました。
今日は、そのときの気持ちを
少し紐解いていきたいと思います。
多分、私が気になってしまったのは
自分の発言や、ママさんたちの反応とか
そういうものではなくて。
うちの子供の様子でした。
楽しそうではあるけど、
どこか周りと距離をとっているような、
そんな姿が、少し引っかかりました。
実は子供にとって
お外で幼稚園のお友達と過ごすのは
初めてのこと。
同じクラスで交流もあるので、
行く前からとても楽しみにしていたんです。
でも、実際は
私の顔を見て、
何か言いたげな表情をすることや
他のお友達が遊んでいる中、
私のそばに来ることも多かったです。
輪に入れないわけじゃないけど、
少し離れたところで
様子を見ている時間もあったり。
我が子は、どちらかというと
特定の子と一緒に遊ぶことより
自分が何をしたいかで動くタイプ。
だから、色んな子と
ちょこちょこ遊んでる感じなんだと思います。
その日、一緒にご飯を食べた子たちも
常に一緒に過ごしてるわけではないけど、
仲良くさせてもらっているお友達で。
幼稚園では、やりたいことがあれば
仲間にいれてー!とか
わたしもやりたーい!と言って
仲間に入れてもらってるみたいですが。
少し環境が変わって
きっと本人の見え方も
いつもと違ったのかな、と思います。
みんなとお別れしたあと、
楽しかった?と聞いたら
楽しかったー!と素直に答えてくれました。
きっと子供なりに
色々感じたことはあっただろうけど、
結果的に「楽しかった」で終われたなら
それでよかったのかもしれません。
それに、よくよく考えてみたら
私も子供の頃から
みんなの輪に入ることが
少し苦手だったことを思い出しました。
誰かと1対1で話す時間は
わりと落ち着いて過ごせていた気がします。
でも、人が増えた途端に
どういうわけか居心地が悪くなる。
目の前でされるコショコショ話や、
なんとなくできるグループの空気。
優劣をつけられているような、
そんな感覚が、ふわっと伝わってきて。
気がついたら
一気に思考が動きだして、
不安になっている自分がいました。
それなのに、あの頃の私は
「嫌だ」という気持ちにうまく辿り着けず、
モヤモヤしたまま
その場を過ごしていたことも多かったです。
それから私は、
「このままじゃよくない」と
感じるようになったのだと思います。
中学生になるタイミングで
受験をして自分が居る環境を変えました。
そんな中で、
新しい人間関係の中に入ったとき。
今までの自分のままだと、
また同じように、
居心地の悪さを感じてしまう気がして。
それならいっそ、
自分から空気を作る側になろう、と
どこかで思っていたのかもしれません。
なるべく分け隔てなく話したり、
誰とでもうまくやれるように振る舞ったり。
気づけば、「社交的な自分」が
当たり前のようになっていました。
でもそれは、本来の自分というよりも
どこか無理をして作っていた部分もあって。
だからこそ、
悩むことも、傷つくことも
多かったのだと思います。
そんな自分の過去を思い出したときに、
ふと、気づいたことがありました。
もしかしたら、うちの子も
同じように“感じる力”を
持っているのかもしれない。
でも、その“使い方”が
私とは少し違うだけで。
私は、違和感を感じながらも
そこに合わせようとしていました。
でも子供は、無理に輪に入ろうとはせず、
自分のペースで距離を
とっているように見えて。
同じように感じていても、
選んでいる行動が違う。
ただそれだけのことなのに、
見え方は
こんなにも変わるんだなと
感じました。
あのお食事会のときの私は
子供の姿を見ているようで、
実は、過去の自分を
見ていたのかもしれません。
でも今は、あの頃とは違って
少しだけ冷静に
その違いを見られるようになりました。
無理に合わせていた私と、
自分のペースで距離をとっている子供。
うちの子はきっと、
自分なりのペースで、
心地いい関係を見つけていくんだと思います。
これからもきっと、
ふとした瞬間に
心配になることはあると思うけど。
そのときは一度立ち止まって、
「使い方が違うだけかも」って
思い出せたらいいな、と思っています。
今日はここでおしまい。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

